知らなかったゴミに関するあれこれ

新人議員研修で「板橋清掃工場」に行ってまいりました。
到着してまずびっくり、工場のまわりには緑があふれ、建物の外観もとてもおしゃれ。正直、事前に抱いていた「清掃工場」のイメージとは全然違う!工場内も無駄なものが全くなく、とても清潔ですっきりしていました。
中野区は自前の清掃工場を区内に持っていないため、板橋区をはじめ、目黒区や練馬区の清掃工場までゴミを運び、処理をお願いしています。視察にお邪魔した板橋工場では中野区全体のゴミの15%ほどを処理していただいているそうです。
071031_113755_M.jpg 収集車が入ってきて「ごみバンカ」という一時集積所にゴミを落とした後、大型クレーンでかくはんされて焼却炉に投入されます。

071031_103726_M.jpg 中央制御室。24時間体制で施設内の設備を制御、管理しています。
071031_105508_M.jpg 熔客炉。焼却して灰になったゴミをここで溶融し、「スラグ(黒い砂のような物質」にして40分の1までゴミの体積を減らします。スラグはアスファルトなどに利用されていますが、転用コストがかかるのが難点。
現在、各自治体ではプラスチックごみを資源ごみとして収集し、焼却処理する方向で進んでいます。「プラスチックごみを燃やして大丈夫なの???ダイオキシンは発生しないの??」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。そのあたりを聞いてみたところ、
「ダイオキシンは「塩素」によって発生するんです。別にプラスチックを燃やしたから発生するのではありません。ほかの可燃ゴミでも塩素が含まれていれば同じように発生します。800℃以上の高温でゴミを焼却することで、ダイオキシンの発生を極力抑えているのですが、生ゴミの水分などは焼却の際に温度を下げてしまいます。その点、プラスチックは原料が石油ですから、変な話、よく燃えて温度を上げる手助けをしてくれるんです」
「プラスチック類には食物くずなどが付着している場合が多く、燃やすよりも埋め立ての方が地球温暖化にはよくないんです。温室効果の高いメタンガスを発生しますから。」
という意外な(?)答えが返ってきました。
もちろん、現代の焼却技術の進歩があってこそ、ゴミを燃やしても有害物質の発生を極力抑えられるようになったんでしょうが、今まで全く知らなかったことで勉強になりました。
ちなみにゴミの量は全体的にみて、バブル時代の3分の2くらいまで減っているそうです。
普段からゴミを減らしたり、きちんと分別することももちろん重要ですが、ゴミについての正しい知識をきちんと学ぶ必要性を強く感じた一日でした。

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