試されるのは大人の本気度

近所の小学校での研究発表会に行ってきました。
授業見学の後は、元NHK社会報道番組のディレクターで、現在はNPOチャイルドライン支援センターの代表理事などをされている清川輝基さんの講演。清川さんはテレビやゲーム、パソコンが子供たちの心と身体を蝕むとして、何年も前から警鐘を鳴らして来た方です。
うすうす感じてはいたものの、テレビやゲームなどのメディアづけの生活がいかに子供たちに悪影響を与えるかを画像を交えて改めて教えられ、強い危機感を覚えました。
ゲームばかりしていると、考える力、コミュニケーション能力が育たないばかりか、運動不足に陥って、背筋や腹筋が育たず、女子の場合、妊娠してお腹を支えるだけの腹筋も発達しない恐れもあるということです。また、こういう子供たちが年をとると、間違いなく病院通いの人が増え、国の医療制度も成り立たなくなる。。。そういうお話もありました。
ただしテレビやゲームを消して外で遊ぼう!といっても中野区のような都心部では、子供たちが安心して思いっきり遊べる場が少ないのも事実。
話はちょっと違いますが、区の発表によると、ここ数年の子供の肥満率調査で、東京都の平均値が年々下がっているのに対し、中野区の子供の肥満率は逆に年々上がっています。
よその自治体に比べて公園や緑、子供の遊び場が少ない少ないと言われている中野区、もしかしたらこういうところにも影響が出ているのかもしれません。
区は今後5年間のうちに区内のすべての小中学校の芝生化を進めることなどで、子供たちの外遊びを促進したいと考えているようですが、年間の維持費が一校あたり200万円~かかることと、天然の芝を維持するのは予想以上に手間暇がかかって、それなりの技術が必要となることから、先行きを不安視する声もあがっています。
それにいくら場所を提供しても、外で身体をつかって遊ぶ楽しさを実感できるような機会を大人たちが積極的に提供してあげないと、子供たちをゲームやテレビから引き離すのは難しいでしょう。
ノーテレビ、ノーゲームデーを提唱した地方の小学校では、地域の大人たちが外遊びの道具の作り方を教えたり、同居の家族もテレビを見るのを控えたりと大人も一丸となって協力していました。その結果、子供たちの表情がどんどん明るくなってきてよくしゃべるようになったなどかなりの変化があったそうです。
要は子供たちの未来のためにどれだけ大人が真剣になれるか、ということなんだと思います。