皆しっかりしてる。。

日曜日に区役所で開催された「中野区ハイティーン会議」を傍聴してきました。
区長や教育長を前に、中高生たちが「いじめを無くすために」をテーマに、そこらの大人顔負けの意見を堂々と述べていてびっくりしました。
「大人たちはいじめをなくそう、と言うけど、いざ自分たちがいじめの現場にいたらどうしますか??」なんて鋭い質問も飛び出して大人たちはたじたじ^^;
生徒たちの考えた「いじめをなくすためにしてほしいこと」からいくつかピックアップしてみると


先生に
ひとりひとりの生徒の個性を認めてほしい・
・何でもかんでも命令形の指示はやめてほしい
・自分で対処しきれなかったら、周囲の先生に相談できる雰囲気を先生全員で心掛けてほしい(ストレスをひとりで抱えているのではないか)

最後のものなんて、教育新聞のコメント欄に書いてあるんじゃないかと思うような視点ですね。先生たち、見られてますね~~
おとな、保護者に
・ほかの子供と比較しないでほしい。
・愛のあるコミュニケーションを。(相談ではなく相手を想う「想談」を)
・いじめに早く気付いて
マスコミに
・いじめのひどさを強調するだけのような偏った報道はしない
・いじめから立ちなおった人のことを詳しくとりあげる

自分たちに
・コミュニケーション能力を高める
・お互いの個性を認め合う。(人に自分の考えを強要しない)
・弱い心を断ち切る勇気を。
・「死ね」などの言葉を安易に使わない
「自分たちに」に向けられた提案、特に最初の二つは日本の教育現場では、ほとんど重要視されておらず教えられてもいない気がしますね。
話は変わりますが、会場からの意見を求められたとき、高校生とおぼしき学生さんが、趣旨とは違いますが。。。と前置きしたのち
「皆さん、人権擁護法案という法案が国会で再提出されようとしているのをご存知ですか??名前からして一見素晴らしい法案のようですが、実は違うんです。。。」
と話しはじめ、マスコミで報道されていないので知らない人が多い、是非一人でも多くの人に知ってもらいたかったからここで話した、と締めくくりました。
この場にふさわしい発言だったかどうかはさておき、10代の学生さんがこの法案のことを知っていること、かつ真剣に憂慮しているということにびっくりしました。
ちなみに皆さんはこの「人権擁護法案」についてご存知ですか???内容にはかなりあいまいなところが多く、この法案ができたところで本当に今まで以上に人権が擁護されることにつながるのか(今現在でも法務大臣が委嘱した人権擁護委員が全国に約14000人いて活動を行っています)弊害の方が多いのではないかと私も思っています。
ご存じない方はすぐ(!)ネットで検索して調べてみてくださいね。

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