日本の伝統文化、ふれないとソンですよ。

先日、中野ZEROホールで「ろうそく能 安達原(あだちがはら)」を鑑賞してまいりました。
かの有名な野村萬斎さん出演もあってか(?)チケットは完売御礼。来年も違う演目で公演が決まっています。
能を観るのは4回目くらい。まだまだ勉強不足でセリフもところどころしか理解できませんが、それでも毎回その荘厳な魅力に圧倒され、ぐいぐいひきこまれてしまいます。
シテ(主役)の小島英明さんは中野区在住。30代の若い感性をいかし、背景や照明を工夫して新しい能の世界を切り開き、今まで能になじみがなかった新しいファンの開拓にも力を注いでいます。今回の「ろうそく能」も、これまであった「薪能(たきぎのう)」を小島さんがアレンジしたもの。消防法の関係で室内ホールではかがり火が焚けないんですね。
でも逆にろうそくのもつ静かで幻想的な明かりが舞台をおごそかに盛り上げ、私はとてもよかったと思いました。
(中野サンプラザの前や平和の森公園で薪能できないんですかね)
こんな素晴らしい伝統芸能を一部の人だけが楽しむものにしてはもったいない!残念ながら私はそういう経験がまるでなく大人になってしまいましたが、学校教育などを通して多くの子供たちにふれてほしいと思います(ちなみに能楽は2001年にユネスコより世界無形遺産第一号に認定されていま
す!)
海外の人たちにも日本にはこんな素晴らしい伝統芸能があるんだということ胸を張って説明できる人が一人でも多く増えてほしいですね。外国語がいくら達者でも自国の歴史や文化についてロクに語れなくては真の国際人とは認められません。学校教育でも子供たちに英語をマスターさせるだけで終わるのではなく、それを使って「何をどのように話すのか」までしっかり教えてもらいたいです。