昨日、大事なことを書き忘れていました。
それはペットボトルの捨て方について。
このペットボトル、実は中身によって捨て方が違うのです!例えば私たちがペットボトルと言ってすぐに思い浮かべる清涼飲料水が入ったもの。あれはリサイクル可能な「プラスチック製容器包装」でありながら、
資源ゴミの日に出してはならない
のです。
しかし、ペットボトル飲料の外側ラベルをよーく見ていただきたいのですが、実はここには、なななんと資源ゴミの印であるプラマークが入っています。
大変ややこしいのですが、ペットボトルの
キャップとラベル
のみが「資源ゴミ」となり、これらは「資源ゴミの日」に捨てなさい(キャップはまた別ルートで回収されていたりします)、そしてそれを取り除いた透明な「本体」はペットボトル回収のみを対象とした別ルートで捨てなさい、ということになります。
しかしさらにさらにややこしく、また??なのはこの独自ルートで回収されるペットボトルの中身とは、清涼飲料、果汁飲料、酒類、乳飲料、しょうゆ、しょうゆ加工品(めんつゆなど)、みりん風調味料、食酢、調味酢、ノンオイルドレッシングといった、洗いやすい、食品関係のものだけだということです。そのほかの
オイルドレッシングや香辛料の強い焼肉のたれ等のソース、食品以外の洗剤、シャンプー、化粧品、医薬品が入っていたものは、同じペットボトルでも
資源ゴミ
扱いとなるのです。
実は焼肉のたれなどの入ったペットボトルは、清涼飲料水が入っているものと材質は同じものであるにもかかわらず、資源ゴミであるということを証明する
プラマーク
がついているんですね。
しかしここで思い出していただきたいのは、資源ゴミでも食べ残しなどの汚れがついたものは「燃えるごみ」として処分しなければならない、というルール!
ということで、めぐりめぐって「焼肉のたれ」が入っていたペットボトルはよほど頑張ってきれいに洗わない限り、最終的には燃えるゴミとして処分されることが明らかとなりました。
複雑すぎて頭がパニック状態です
さて、これまではキャップとラベルを除いたペットボトル本体(正確には指定された中身が入っていたペットボトルの本体)をリサイクルしたいと思ったら、スーパーやコンビニエンスストアまで持っていって捨てたり、一部スーパーに置いてある「粉砕機」に入れたりしなければなりませんでした。
それをもう少し便利にしよう、わざわざスーパーやコンビニまで持っていかなくてもいいようにしよう、ということで、中野区では今年の10月から、各地域に点在しているびんやかんの回収場所と同じ所で新たにペットボトル(正確にはきれいに洗われた透明な本体のみ)も回収することになった、というわけです。
しかし、何か解せないのは
同じプラスチック容器なのになぜ(一部)ペットボトルの本体だけ、独自の回収ルートを整備しなければならないのか?
ということです。
同じ材質のペットボトルでも資源ゴミにしたり可燃ゴミにしたりすることを認めているわけですし、リサイクルするにしてもわざわざコストをかけて独自ルートをつくらずに、資源ゴミルートで出してリサイクルしても問題ないんじゃないの??という疑問がわいてきます。
で、このへんの問題を取り仕切っていると思われる、PETボトルリサイクル推進協議会」いう団体と(財)日本容器包装リサイクル協会に電話をかけて聞いてみることに。
内容は後日ご報告します。
ごみの分別の複雑怪奇さを知る
2008年9月10日