旧上野原スポーツ・学習施設用地問題(再褐)
昨年このブログで、中野区が平成6年、山梨県上野原市(旧上野原町)に区域外のスポーツ・学習施設を整備するという名目で約10億7800万で取得した土地を、平成16年に計画を中止し昨年(平成20年)6月30日に約1億3310万円で購入先の上野原市に売却した問題についてご報告をいたしました。
が、未だにこの問題についてしばしばご質問を受けるため、改めて区からこの件に関する詳細な収支計算書を出してもらい、再度ご報告させていただくことにいたしました。
支出の部
取得以前の経費(調査費など) 5904万4958円
用地取得費(平成6年) 10億7888万0408円
取得時の経費 3420万5992円
維持保全費(上水道整備費、測量費など) 1億0333万2600円
用地特別会計金利 2億6586万2880円
支出合計 15億4132万6838円(売却手数料はなし)
収入の部
神奈川県企業庁(土砂置場代) 2億5561万0012円
民間企業(電波測定実験等) 50万6376円
土地改良区(仮設道路用地) 43万9552円
その他(電柱設置など) 46万7110円
用地売り払い収入 1億3310万0000円
収入合計 3億9012万3050円
収支合計 ▲11億5120万3788円
昨年、私はこの収支合計が約9億2700万円のマイナスだったとお伝えしておりましたが、お詫びとともに訂正いたします。
支出の部に用地特別会計の金利分を含めていなかったのが主な原因ですが、実は昨年、担当部署と電話でやり取りしたときには「金利の支出はなし」とはっきり言われておりました。しかしこのような数字に関わる大切な情報をお伝えする場合は、やはりこちら側が正式な文書を提出してもらい、それを確認してからにすべきだったと深く反省しております。