元職員が収賄容疑で逮捕されました。

軽井沢少年自然の家事件(?)の続報です。
先日、文教委員会で報告を受けたそれまでの調査内容をお伝えしましたが
→ http://jun.arigatou-nakano.info/archives/20090503-1.html
15
日、元職員および監督責任者の最終処分の結果が、発表されました。
 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/024/01/d00500245.html
ここで新たにわかったことは、この元職員が、自分が無断で宿泊させた人たちから宿泊料金をしっかり取り、勝手に公印を押した領収書を発行し、そのお金を着服していたこと!報告を受けた総務委員会では、「公印の管理はどうなってるんだ!」などの質問が委員(議員)たちから飛んでいましたが、全くお粗末な限りです。この施設を利用する場合は、基本的には事前に区役所で申し込みと支払いを済ませるそうですが、追加費用の発生など、現地でのお金のやり取りも当然あったはずです。しかし、区では利用者数と収入額の突き合わせすら、これまでまともにやってこなかったそうで・・・
また、約一年にわたって施設運営を委託した業者から毎月受け取り続けていた5万円は、勤務実態のない元職員の妻や父親の給与名目として受け取っていたそうです。
ちなみにこの元職員は、懲戒免職となり、収賄容疑で長野県警に逮捕されました。賄賂性の有無などの調査は、今後長野県警のほうで行われることになります。
今回は懲戒免職ということで、退職金はもちろん支払われません(ちなみにこの方、定年退職まであと一年でした。)
実は私、議員になってすぐの頃にこの軽井沢少年自然の家を視察した際、この元職員にお会いしたことがあります。てっきりこの方が所長さんだと思っていたのですが、実は所長は中野区役所の教育委員会事務局内で勤務しており、この方はあくまで現地採用の「用務」担当の人であったということを知ったのは、本当に最近のことでした。
 所長さんが引き揚げたのは平成9年ということですので、そのとき以来、現場であるこの少年の家には、この元職員一名と委託管理業者の従業員だけしか常駐していない、という構図が続いてきたわけです(本当の所長は年に23回のみ現地を訪れていたそうです)この状況で公印も預けっぱなし、ということでは犯罪が起こらないほうが不思議ではないでしょうか???しかもよくよく聞けばタイムカードもない!
中野区には、もう一つ、福島県に「常葉少年自然の家」という同じような宿泊施設があります。ここも人事配置や公印の扱いは軽井沢と全く同じです。はたしてこちらのほうは大丈夫なのでしょうか??(これについては、教育委員会に設置される調査委員会で今後調査されるそうです。)
実はこの二つの施設の管理運営費だけで年間一億円ほどかかっています。一度資料を提出してもらって、利用状況を調べましたが、少子化の影響、施設の老朽化で利用者数は伸び悩み、その一方で施設維持のための改修改築などの費用がかさんでいっている状況がわかりました。(施設は本当に古く、旅慣れした今の子供や大人たちには、いくら低料金とはいえ、利用し辛いだろうなあと感じました)

なぜ、区独自でこういった施設を維持していく必要があるのか、小中学生が毎年移動教室に利用するということであれば、民間の宿泊施設を利用することはできないのか(修学旅行のときは、民間のホテルに泊まっていますよね??)と委員会でたずねたところ、夏の観光シーズンには、民間宿泊施設を確保できる保証がない、という答え。でも軽井沢町に問い合わせて宿泊施設のリストを出してもらったら、団体客を受け入れられるような施設はたくさんあって、ハイシーズンでも、全ていつもいっぱいになるとは考えられませんでした。それに、移動教室の場は「軽井沢」にこだわる必要もないわけですし。。。


視察してわかったのですが、軽井沢の施設では、敷地内に中庭があるにも関わらず、「キャンプファイアー」もできません。体育館も整備されていますが、わざわざ軽井沢に行ってまで、体育館を使って何かする必要はあるのでしょうか。雨の日は広間か食堂を使って授業をできないものなのでしょうか。色々なご意見があるとは思いますが、私はこの事件を契機に、この施設そのものが、今、区民にとって本当に必要なものなのかどうか、改めて議論するべきだと思っています。
また、常葉町(現在は合併して田村市となっている)の施設のほうは、私が調べたときには、1年間のうち、5ヶ月間は利用者ゼロの月がある状況だったにも関わらず、去年あたりから、急に利用者数が増加していたので、理由を尋ねたところ、本来なら中野区内の個人や団体でないと利用できないこの施設を、姉妹都市関係を結んでいることを理由に、「田村市」の団体に利用させていたから、ということがわかりました。
そりゃ、空室にしておくよりは、誰かに利用されたほうがいいわけですが、中野区民の税金で土地購入、建物建設、維持管理されている施設を格安で他の自治体の人に貸し出してまで、この財政が苦しい中、中野区が維持し続ける必要があるのか、私は正直疑問を感じています。皆さんのお考えはいかがでしょうか。ちなみに委員会で「まさか、職員の方が定年退職するのを待っているわけではありませんよね??(常葉在勤の中野区職員の方一名は退職まであと2年くらい)」と質問いたしましたが、当然のことながら(!?)教育委員会の答えは「ノー」でした()