子ども手当よりも・・・

 教育の立て直しが国の立て直し、と思っている私。
 今春まで文教委員会に所属し、区内の教育事情について色々勉強してまいりました。
 さて、新政権の目玉政策のひとつに、中学卒業までの子ども一人あたり月額26000円を支給する「子ども手当」というものがあります。
 この26000円の大半は恐らく「塾代」に回り、残りはいわゆる贅沢品に回ってしまうのでは、と思っています。なぜなら、経済的に本当に困っている家庭に対しては、公立小中学校に通っている場合、給食費や校外学習費他、学校生活を送るにあたって必要となる費用はすでに全額免除、あるいは補助される仕組みが整っているからです。結果的に小中から「私立校」に行くことを後押しする政策になるような気がしてなりません。
 更に先日、鳩山首相がニューヨークの国連総会の演説の中で、今回の子ども手当は
 「教育への投資であると同時に、消費刺激策であり、少子化対策となる」
 とおっしゃっていましたが、これって結局、前政権で不評だった(?)定額給付金を毎月支払うみたいな感じになるってことでしょうか(笑)
 私は、どうせやるなら、例えば公立小中学校の給食費を全員タダにして、かつ質を上げる、みたいなことをやってくれたらなあと思っています。
 現在は学校給食法という法律に基づき、給食の「食材料費」だけ、各ご家庭に負担いただいているのですが、マスコミの報道でもご存じの通り、それを払ってくれないご家庭があります。(本当に経済的に困窮しているご家庭は給食費を免除されますので、これらのご家庭は払えない、のではなく払えるのに払わない、という可能性が非常に高いことになります)
 ちなみに未納額の回収は、区ではなく「校長先生」に任されることになっています。学校の先生方が忙しい合間をぬって各ご家庭に電話催促したり訪問したりなさっているのです。
 そして、もし未納額があっても、最終的に区がそれを補てんすることはなく、給食の食材の質を落としたり量を減らすことで、足りないお金の分を調整することになります。原材料費が高騰したときに、給食費の値上げをお願いする場合があるのは、そういう理由からです。
 私は区内の校長先生から、「実は足りない分(未納分)を密かに自分のポケットマネーで補てんしている」という話をお聞きしてびっくりしたことがあります。文教委員会でそのことを追及し、区をあげて一度徹底的に調査すべきではと言いましたが、事務方は「そんな事実はないと思う」とお茶を濁すばかり・・・・
 給食費が無料になれば、こんな事態から学校側も解放されますし、食育が叫ばれている今、食材をちょっとレベルアップして、国産の美味しい野菜や肉、魚などをつかった身体に優しい、本当に美味しい給食を小さい頃から食べて、その味を覚えてもらえれば・・・なんて思うのですが、いかがでしょうか。
 景気が悪くなると教育予算は真っ先にカットされがちです。各家庭にお金を回すのもいいですが、現場にお金を回して、教育の質そのものをあげていくことも大切だと思います。

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