明日から始まる平成21年第4回定例会に先駆け、本日臨時会が開かれました。
この日審議された議案はまず、中野区長、副区長、教育長、常勤監査委員の特別職と一般職員(幼稚園職員)の給与引き下げと区議会議員の冬のボーナスの引き下げについて。いずれも全会一致で可決されました。民間のボーナス支給額の落ち込みが過去最大と予想されている中、当然だと思われる方も多いことでしょう。
学識経験者等で構成される中野区特別職報酬等審議会から、区議の月額報酬は据え置きにすべきという答申が出たこともあり、今回、区議の月額給与は据え置きとなりました。(ちなみに議長副議長等の役付以外の議員の報酬は月額588,200円と23区で最低です)
一見、多そうに見えるかもしれませんが、今、話題の地方議員年金掛け金がここから毎月10万円近く強制天引きされ、そのほかに国民年金保険料、国民健康保険料、所得税、住民税等差し引かれると決して多くは手元に残りません。どんなに節約しても4年に一回の選挙ではそれなりの出費が必要ですし、政務調査費はもちろん仕事関係にしか使えません。実態は限りなく「個人事業主」に近いのに、交際費や衣装代、事務所賃料(他区では事務所賃料に政務調査費を使ってもOKのところもありますが、中野区ではダメ)など経費で落とせるわけでもありません。副業をしておらず、現在無所属で、個人や団体からの献金やカンパを一切もらっていない私にとっては、これが大幅に減らされると正直きついな、というのが本音です。(もちろん選挙の結果、落選したらすぐに無収入です。。。。 )家族持ちの専業議員の方は、共働きでないと本当に続けられないようです。
合わせて、昨今の経済状況の悪化に伴い、区への生活相談が激増していることから、相談窓口を充実させるため、570万円(NPO団体への業務委託料と窓口拡充のための工事費など)が財政調整基金(今回のような緊急時に支出するための区の貯金のようなもの)から支出されるという内容の補正予算案が可決されました。
これからホームページや区報などで告知されると思いますが、今、とにかく困っていてどこに何を相談していいかわからない方、特に若い方に積極的に利用してもらいたいということです。
冬のボーナスもカット
2009年11月30日