空家対策が必要

2010年がいよいよ本格的にスタートしましたね。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年明け、区民の方から、近所の空家のブロック塀が崩れ落ちてきそうで危ない、何とかしてほしい、といわれて現場に行ってきました。
見てみると確かに高いブロック塀のところどころが欠けていて、何となく傾いてもいるような。。。面した通りの道幅も狭い場所なので、前を歩いている最中、何かの拍子で倒れてきたら、と近隣の方がご心配なさるのは当然かもしれません。
区の方では、「現在売却中」と主張なさっているこの家の家主の方に再三、勧告をしているようですが、いっこうに状況は改善されないようです。御相談を受けた方からは、公費で何とかしてほしい、と言われましたが、現実的にはなかなか難しいと思います。
区内を回っていると、以前より空家(廃屋)が増えてきたような気がします。家主さんの世代交代が進む中、取り壊すとその費用もかかるし、建物があると固定資産税が安くなる、などの理由でそのままになっているケースも多いのかもしれません。係争中の物件だったり、土地建物はあくまで個人資産だということもあって、行政側が立ち入るにも限界があり、近隣の方からご相談があっても、なかなかスムーズに解決には結びつかないのが現状です。(建築基準法でもこのようなケースを規制する内容は含まれていないそうです。)

しかし防災上の点において、あるいは防犯上の点においても、古い空き家が増え続けるのはあまり宜しくないと思います。特に中野区は狭あい道路や住宅密集地が多い土地柄でもありますし。。
過疎化が進む地方都市では、すでに工夫を凝らして空家を再活用する試みが行われているところもありますが、今後、高齢化が加速度的に進むと予測される東京においても、税制改正も視野に入れた制度の抜本的改革に真剣に取り組んでいかざるを得なくなるのではないでしょうか。