役所の常識は民間の非常識(!?)2

区公式ホームページのお知らせコーナー(10月5日)となかの区報の最新号に、新システム移行に伴う障害発生についての説明(お詫び)文が掲載されていました。
区報の文章(前半)はこのようになっています。
「9月21日以降、住民情報系オンラインシステムの障害発生や緊急の調整作業のため、住民票や税、国保などの窓口や電話での対応が迅速に行えずにお待ちいただいたみなさんには心よりおわびいたします。」
そして後半。
システムの安定した稼働に努力していますが、やむを得ず必要なシステム調整を行うことがあります。その際には窓口や電話での対応でお待たせしてしまう場合が考えられます。迅速な作業を心がけますので、ご理解をいただくようお願いします。」
落ち度は区にあるにも関わらず、ものすごい上から目線の文章です。
考えてみてください。
例えば鉄道会社の窓口、旅行会社の窓口、金融機関の窓口で、同じようなシステム障害が起こってお客さんに迷惑をかけてしまった場合、同じようなお詫び文(広告)を出すでしょうか??
システム自体の問題であろうと人的問題であろうと、理由の如何にかかわらず、こちら側の不手際で一度でもお客さんが被害をこうむった場合、お詫びとともに、
今後このような事態を引き起こすことのないよう、再発防止に全力で取り組みます
と、二度とこのような問題は起こしません、と信頼回復への強い決意を示すのが普通で、実際二度目が起こることもほとんどありません。しかし区は9月21日の稼働日初日の2回を皮切りに10月6日までの間に全端末を合計7回も停めて区民の皆様にご迷惑をおかけしました。21日の初回の障害発生時にすぐお詫び文を掲載するべきでしたし、
努力していますが、やむを得ず必要なシステム調整を行うことがあります

(区が努力しようとしまいと再発したら意味がありません。それに「やむを得ず」ではなく、区側のミスでシステムを停めるのですよね!?)
迅速な作業を心がけますので、ご理解いただくようお願いします

(なぜ区の不手際に区民が理解を示さなければならないのでしょうか。民間企業が同じことを言えますか?それに迅速な作業は普段から当然のことなのではないでしょうか)
といった内容からも区の問題意識の希薄さを感じてしまいます。そもそも人的ミスであろうとシステムの欠陥であろうと、お客さんに何度も迷惑をかけなければ必要な調整ができないようなシステムを稼働させてしまったこと自体、区に大きな責任があります。(これだけの大がかりなシステム移行を行うにあたって、充分な事前テストが行われたかどうかも疑問です)
もし今回の区と同じような事態を民間企業が引き起こしたとすれば、お客さんはこんな会社利用したくない、とばかりにさっさと離れてしまい、その企業は社会的信頼を失って大打撃を受けてしまうことでしょう。今回の事件は大きな問題を起こしてもお客さんが離れることはない、首になることはない、という役所の危機管理意識の甘さが引き起こした部分も大きく、今回のお詫び文にもそれが表れていると思います。