積もり積もって。。。

74億円。

この数字は一体何だと思いますか?
これは昨年度末時点の中野区の収入未済額、つまり税金や国民健康保険(介護保険)料、区営住宅家賃等の滞納額や保育園料の未納額、区からの貸付金や生活保護弁償金(不正受給分)の未返済分などなどを合わせた、区に支払われるべきなのにまだ支払われていないお金の総額です。
また、毎年14億円が時効などで不納欠損額、つまり回収不能として債権放棄されてしまっています。
財政的にあまりゆとりがない中野区にとってこれらの額は決して小さな数字ではありません。
例えば国民健康加入者には収入の低い方も多く、中には払いたくても払えない人もいるのかもしれません。もしあまりにそういう方が多いのであれば保険料の課し方を抜本的に改正するべきです。(本当に経済的に困って生活保護を受給している方は保険料は無料です。)しかし現実には払えるのに払わない人も多いそうです。
滞納額が多くなればなるほど、本来なら医療や介護以外の事業に使うための一般会計のお金(税金)がその補てんに回されることになります。(現在、国民健康保険料の滞納分の穴埋めとして年間8億円が一般会計から国民健康保険特別会計に繰出されています)
現在は保育料や給食費、税や保険料を滞納している世帯にも子ども手当が満額支給されています。これも本当にこのままでいいのか今後議論していく必要があるのではないでしょうか。
税負担の公平性を担保するためにも、やはり払える方にはちゃんと払っていただかなければなりません。これまで税や保険料、そのほかの債権の滞納整理業務の多くは手作業で行っており、例えば税と保険料両方滞納している人に対し、それぞれの部署が別々に督促を行うなど非常に業務効率が悪いものでした。税の方は今月から滞納整理支援システムという新しいシステムを使い始めることになったのですが、滞納額が非常に多い国民健康保険料(&64歳までの介護保険料)の方はまだだということで、税と共有化できるシステムの導入を早急に行うべきではないかと質問いたしました。
システムへの投資は現金を配るとか建物を建てるとかといった、区民に見えやすくアピールしやすいものではありませんが、職員2000人体制に向けて一層の業務の効率化と迅速化が求められる中、中長期的に必要なものにはきちんと投資するべきだと思います。