子供の10%が。。。

先日、区立療育センター「アポロ園」にお邪魔してお話をうかがってきました。
001.JPG 静かな住宅街の中にあります。

ここは自閉症やダウン症、肢体不自由のお子さんを含め、発達に何らかの障害がみとめられる就学前のお子さんとその保護者の方々を支援するための通所施設です。
また保育園や幼稚園に通うお子さんも、不安があればここで個別(小集団)の指導を受けたり保護者が相談できるようになっています。就園前にアポロ園に通っていたお子さんたちが、通常の保育園や幼稚園に通いながらここで引き続きサポートを受けることが可能であり、そのような利用者も多くなっています。
この施設は以前は区の直営でしたが数年前に民間に委託され、児童指導員、保育士、理学療法士、作業療法士、看護師、言語聴覚士、発達心理の各スタッフ(常勤、非常勤)と嘱託医(月に1~2回)がお子さんのケアに当たっています。(こちらのスタッフさんたちは離職率が少ないのが特徴だそうです) 委託により医療的ケアを必要とするお子さんの単独での通所や緊急時の一時預かりが可能になったそうです。
また、区内の保育園や幼稚園にこちらの職員さんが巡回訪問し、先生方にアドバイスを行っています。その訪問先は現時点で80園にのぼり、なかなか充分に回りきれないというのが最近の課題です。
中野区の障害者支援は他区に比べて充実している方だと思いますが、ここでもひとりひとりの「発達支援紹介カード」や「個別支援計画」を策定し、それを保育園や幼稚園、そこから更に小学校や学童クラブ(キッズプラザ)へつなげ連携を強化するというような試みを行っています。今後は更にそれを中学校や特別支援学級にまでつなげていく計画もあるそうです。また今のアポロ園だけでは足りないということで南部の区民活動センターに併設して同様の施設を新たに設置するという計画もあります。
尚、実際に支援を受けているお子さんの数を聞くと、全体の10%近くにも上ることがわかりました。区が把握していない潜在的な数も合わせるともはやごく一部の方々のケースとは言えない状況です。
発達障害については早期発見、ひとりひとりに合わせた早期治療が最重要だと言われています。発達障害ということにご本人もご家族も気がつかないまま、あるいは適切な治療や教育を受けないままに大人になり、社会生活に適合できず苦労したり自立できなくなったりするケースもままあるということです。今回色々とお話を伺って、社会全体でしっかりした支援の仕組みを確立していかなければならない課題だと改めて思いました。