決算議会での質疑(1)

9月から10月にかけて昨年度(平成23年度)の決算議会が行われました。
今回私が行った質疑は、
1.乳がん検診について
2.国民健康保険に加入している外国人住民への対応について
3.生活保護の不正受給対策について
です。
乳がんの早期発見、早期治療の重要性が叫ばれている昨今、検診の重要性もじわじわと認識されてきているようではありますが、特に都心部ではまだまだ受診率は高いとは言えず、中野区でも20%台という状況です。なお23区内でみてみますと受診のための自己負担額が0~2000円と幅がありますが(中野区は1000円)、自己負担額が無料の自治体が受診率が高いかというとそうでもないようです。
厚生労働省によれば、基本的に乳がん検診は「視触診検査」と「マンモグラフィ(X線検査)」の2つを同時に行うこととされており、他の自治体ではおおよそそのようなかたちで区民検診が行われています。
しかし中野区では区(保健所)でマンモグラフィ機器を所有しており、基本的には区内の医療機関で視触診検査を受けた後、改めて保健所(すこやか福祉センター)まで出向き、マンモグラフィを受けなければなりません。更に保健所での受診日は指定されたごく限られた日程(平日)から選ばなければならず、受付時間も役所の都合最優先の非常に限定された時間帯となっており、私も実際に受けてみて非常に不便だと感じました。
実は厚生労働省は視触診検査のみでは死亡率減少効果は見られないとしているのですが、中野区では視触診検査だけ受けてマンモグラフィを受けなかった人が昨年度、全体の10%強いました。
また乳がんの専門は乳腺外科であるにも関わらず、区が指定している視触診実施医療機関はほとんどが内科、産婦人科、整形外科等で検診の精度にも少々疑問が残ります。
そこで多忙な区民の利便性も考えると、今後はできるだけ早期に区が行うマンモグラフィ検査を取りやめ、他区のように民間医療機関に全面的に委託して、専門医が視触診を行い、マンモグラフィも同時受診できる検診環境をととのえていくべきではないかと質疑いたしました。
これに対する区の答弁は、中野区には他区のように同時実施できる医療機関が少ないためこういう状況になるのはやむを得なかった、これから検討していく、というものでしたが、よくよく聞いてみるとこれまで積極的に区内の該当する医療機関を探したり開拓したりすることはなかったということで今後はしっかりやってほしいと思います。
残りの質疑については後日ご報告いたします。