もう一度原点に返って

私は「国の立て直し」には「教育の立て直し」が必要だと考えています。
議員になる前から「良い教育こそが街や社会をよくしていく」という想いが強く、初当選後に「文教委員会(現在の子ども文教委員会)」の委員になれた時には物凄く嬉しかったです。
しかし区のレベルでは教員の人事権もなく、できることは学校の芝生化や学校の耐震化等が中心で内容の方までほとんど踏み込めないことがわかり(もちろんハード面での教育環境をととのえることも大切なことですが)、委員会での議論も本質とはどこか違うところでぐるぐるして終わり、という現実をみるにつけ、ああ区政で教育を変えていくことはできないのだ、と正直あきらめかけていました。
しかし今年に入ってから、文句を言う前に自分ができることからやるんだと精力的にアクションを起こしている地方議員の方々や、様々な民間団体の皆様との多くの出会いがあり、言い訳ばかりしてチャレンジしてこなかった自分を深く反省しました。
今、経済再生、景気回復が叫ばれていますが、これについても教育の果たす役割は非常に大きいと考えています。これまでの教育は旧来の大量生産大量消費型社会に適した人材を生み出すのにはよかったかもしれませんが、すでに時代は大きく変わり、言われたことを言われた通りにこなすだけの人材は人件費の安い海外に求められるようになってしまいました。これからは仕事をうみ出し、雇用をうみ出す人材の育成が急務です。
教育に力を入れても(税金を使っても)すぐに皆の懐が温まるものでもありませんし、効果が出るのに時間がかかり選挙でも票になりにくいため(!?)景気が悪くなってくると真っ先に削られてしまうのが教育関連予算です。これに加えて各自治体では各学校が更新時期(概ね建設から50年)を次々と迎えることとなり、それに伴う大規模改修や建て替えの費用の工面だけで大変になってきます。
これからやってくる超高齢化社会の中で公教育の環境は今後更に厳しくなることが確実ですが、その一方で逆に公教育が果たす役割はより大きくなってくると思います。家庭の経済環境による格差が広がっていかないようにするためにも政治の果たす役割は大きいものがあります。私も頭と足をもっと使って中野に住むお子さんたちの未来をより明るいものにしていくために頑張ります。