給食の安全性確保に区はもっと責任を

先日終了した第四回定例会では「給食の安全性確保に対する区の姿勢について」質問いたしました。
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福島第一原子力発電所の事故発生後、中野区議会には「給食から受ける子どもの内部被ばくを防ぐ対策について」の陳情が出され、平成24年2月22日の第一回定例会本会議にて全会一致で趣旨採択されています。
*請願、陳情とは → http://kugikai-nakano.jp/kugikai.html?kugikai=5#seido(中野区議会ホームページ)
趣旨採択とは陳情の願意については十分に理解できるが、財政事情等から当分の間は実現することが困難な場合などに、便宜的に行われる「趣旨には賛成である」という意味の議決のことです。行政側に直ちにやれとは言えないが、願意は十分に汲み取って実現に向けて努力してくださいね、という感じでしょうか。
ちなみにこの陳情の具体的内容は 
①子供の内部被ばくを防ぐための給食食材の選定と給食献立を実現すること。
 
②給食食材の安全を確認するために、区内での給食食材の検査を進めること。
③給食食材の産地を公開すること。
④栄養士を対象に内部被ばくに関する勉強会を実施すること。
でした。
このうち2番目の食材検査については区はこれまで一度も行っておりません。(給食食材もしくは調理済み給食の検査を一度も行っていないのは中野区と江戸川区ですが、江戸川区さんは給食食材に限定しない区内を流通している食材の検査は行っています)
区は各小中学校や保育園に対し、安全性が担保された都内の卸売市場を通った食材を使うように指導しているから大丈夫であり、検査の必要はないと再三言っていますが、各小中学校や保育園はそれぞれ独自の納入業者さんと契約して食材を調達しており、学校によっては産直のものを使っているところもあります。そういうところについて区は学校(栄養士さん)に厚労省や東京都の放射能検査情報のホームページをみて出荷制限品目に該当していないか確認し、出荷~納品までのルートや体制もチェックしてくださいと、全て学校任せ状態です。3番目の産地公開についても現場任せで区はどの学校がどこの納品業者さんからどこのどのような食材を納品してもらっているのか把握していないのが現状です。
(牛乳、米、小麦粉、パン類麺類については区が東京都学校給食会が指定したものを使うように各校に通達しており、区教育委員会事務局も産地その他を把握しています)
納入業者さんによっては納品書に産地を記載しているところもあるようですが、それも都道府県単位です。しかし出荷制限、出荷自粛品目は市町村単位で発表されており本来は都道府県単位では不十分です。また最近では食品偽装、産地偽装の問題も公になっています。検査を一切しないというのであれば、せめて現場だけでなく区自らも積極的に情報収集、安全管理に関わっており、チェックの目を光らせているという姿勢で臨むべきではないでしょうか。
<参考> 
 食品中の放射性物質の検査結果について http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000031967.html (厚生労働省)
 *日々更新されています。東京以西の地域からも基準値越えの食材が出ています。
 出荷規制情報 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/hisaichikensa/index.html(東京都中央卸売市場)
 *12月12日現在、出荷制限、自粛品目は177品目。市町村単位で公開されています。