親も子供も保育士さんも大満足の施策とは

先日、板橋区のとある区立保育園にお邪魔してまいりました。
目的は「親の一日保育士体験事業」の視察。
文字通り、園にお子さんを通わせる親御さんが一日その園で保育士の体験をする、という事業です。
(板橋区だけではなく他の自治体でも同じ試みを行っているところがいくつかあるようです。)
板橋区さんの場合はゼロ歳児から全クラス対象で、実費を支払えば園児たちと一緒に給食も食べることも可能です。
体験中に知り得た個人情報を守ることと写真やビデオ撮影が禁じられていること以外は特に厳しいルールもなく、親側と園側の都合が合えば、いつでも気軽に申込み&体験できる仕組みになっていました。
IMG_0558.JPG体験中は自分の親でも子供は「先生」と呼びます。
この体験により、家ではわからない子供の新たな一面を発見することができた、子育ての参考になった、保育士さんの一日の仕事内容や大変さがよく分かった等、子供や保育園への理解が深まり、子育ての楽しさを再発見する親御さんがほとんどのようです。アンケートも見せてもらいましたが、「楽しかった」「体験してよかった」という回答がほとんどで否定的なコメントは皆無でした。
ただこの体験事業は平日限定ということで、お父さんの参加はまだまだ少ないそうですが、一度でも体験したお父さんは子供たちのヒーローとなり満足度も高いようです。
自分の親が園に来てくれることは子供たちには非常に嬉しいことらしく、また保育士さんたちにとっても自分たちの仕事や子供たちの園での姿を親御さんたちに実際に見てもらって子育てについての理解を深めてもらえるのは非常にありがたい、と非常に好評のようです。始まる前は「大変そうだなあ、どうしよう」と正直思ったそうですが、実際初めてみると「やってよかった」という考えに割とすぐ変わったそうです。
もちろん強制ではなく無理やり仕事を休んで親御さん全員が体験しなければならない、ということではないのですが、アンケート結果を見たり話を聞いたりしていると参加したほうが絶対いい、と思える内容でした。
告知用の紙を印刷する以外は殆ど経費もかからないこの保育士体験事業、保育園だけでなく幼稚園でも同じようなかたちでやってもいいかもしれませんね。(実際に行っている私立幼稚園もあります)