サンプラザ解体は道路建設のため!?

サンプラザを解体する理由の一つとして、中野区はサンプラザの敷地内への都市計画道路の建設、を挙げています。(資料 2 都市計画変更(原案)の右図ご参照)

このプランは田中前区長のものをほぼそのまま踏襲したものです。元々は左図のようなかたちで、新しい駅舎と南北通路、駅前交通広場がつくられるという内容で都市計画決定されていましたが、それを前区長が右図のように中野税務署の敷地も巻き込んで駅前広場の形を大きく変え、サンプラザの敷地内に道路を横断させるという都市計画に変更し、

下図のように北側の敷地に1万人規模のアリーナを建設する予定でした。

 

ただ上の図のように、前区長の案では都市計画道路は建物の地下を通る予定でしたが、今回は以下の図のように

横断道路を地下ではなく地上につくり建物と建物の間をトンネルのように通しながら、北側と南側の建物を1棟の建物として建設することができることになったということです。いずれにしても道路建設に邪魔になるサンプラザは解体しなければならない、というのが区の説明です。 また新しく整備予定の駅前広場も駅舎もこの都市計画変更前提で実施設計を進めているため、前区政の流れを引き継いだ今回の変更を予定通り進めたい、時間をかけてここまでJRや東京都など関係各所と調整してきたことを今更また変更できない、とのこと。

サンプラザを解体してどのような施設をつくるつもりなのか、「ナマエ、カタチ、キオク」を継承したいとのことですが、どれくらいの規模のどのような建物ができるのか全くわからないまま、街区再編の名の下、解体のみが先行して既成事実化されようとしています。

ただこれだけの全国的知名度を誇り区民の愛着も強いサンプラザのブランド価値が本当に新しい建物に引き継がれるのか、全く不明なままで解体のみ結論づけるという姿勢には非常に疑問を感じます。

横断道路建設のために本当にサンプラザ解体が必要なのか、サンプラザの土地建物をどうするかとは切り分けて新しい駅舎建設や駅前広場の工事のみ先行して進めることは本当にできないのか、そのあたりの明確な説明はありません。とにかくサンプラザを解体したいがために後から色々な理由をつけてきているように感じます。平和の森の公園の工事変更説明会を実施するようにこの件についても、区民に対しての説明の場をきちんと設けるべきではないでしょうか。