先日、中野区障害者福祉事業団(通称ニコニコ事業団)に伺って話をお聞きしてきました。
併設された事業所では、知的や精神障害の方々が本格的な就労に向けた実務訓練や、その前段階で日常生活や社会生活をスムーズに送れるようになるための自立訓練を受けていらっしゃいます。
中野区では身体障害者の雇用は行っていますが、知的や精神障害者に対しては実習の場しか提供していません。障害の種類に関わらず、働く意欲のある障害者の活躍できる場を積極的に生み出し、受け入れていく努力をすべきだと思います。
人手不足人手不足と言われ、国は外国人労働者の受け入れを拡大し、その場しのぎの安い労働力で人手不足を解消しようとしていますが、このようなやり方や発想では将来的に大きな問題を引き起こすことになるのではと危惧しています。障害をおもちの方だけでなく、働きたい、社会に貢献したい、という意欲や素晴らしい才能があるのに様々な理由で働けていない、活躍の場がない、という方々はたくさんいらっしゃいます。時間やお金は多少かかっても、国や自治体はこのような方々の思いを無駄にせず、一人一人の個性や才能が花開き、活かせるような環境づくりを積極的に後押しし、社会を活性化していくべきではないでしょうか。