改選後の初議会、終了

4月の区議選後、初の定例会が終了しました。

個人的には改選によって、それまで過半数を占めていた区長野党的立場の自民・公明両党の議員数が過半数を割込んだこともあり、議会論争の緊張感が増し、区政運営にも目に見えた変化がでてくるのかと思っていました。区民の方もそれを期待されていたのではないでしょうか。

しかし蓋をあけてみれば議会でも賛否が二分した平和の森公園の再整備事業は前区政の計画通り、旧中野刑務所の正門の現地保存問題も移築の可能性を再検討する、ということで既に発表されたサンプラザ解体計画も合わせ、結局どれも前区政の方針通り、もしくはそこに戻りつつある、と強く感じさせる結果となりました。

一度議決された事業を立ち止まって見直すには必ず追加の費用が発生し、それなりの時間も必要となります。その代償を支払うのは区長ではなく区民です。職員が見直し業務に手を取られ、他の大きな区政課題が後回しにされてしまうことで目に見えない区民生活への影響も確実に出ることになります。

それらのリスクをはねのけ、一度決まったことをひっくり返すには相当なトップの覚悟と実行力が必要です。しかし残念ながらこれまでの酒井区長の言動からはそれが見受けられず、結果的に区民と職員が振り回されただけで終わってしまったように感じます。立ち止まって見直したことで本来なら発生することのなかった平和の森公園再整備の工事延滞に伴う追加費用6200万円も区民が負担することになりました。区長は自らの報酬カットなどこの問題に対し何らかのかたちで責任を取る必要があるのではないでしょうか。

旧中野刑務所正門についても一度現地保存を決定したにも関わらず、「再検討する」と結論を先延ばしにしたことで、平和の森小学校の新校舎の建設事業に遅れが生じ、区議会でも全会一致で採択した「2023年度4月供用開始を強く求める」という陳情も反故にされてしまう可能性も高くなってしまいました。議会での議会答弁で区側は「遅れることはない」と断言していたのですが...

区が使っている時間やお金は区民のものであるという意識をもう一度強くもっていただき、緊張感のある区政運営を強く望む次第です。